狭いスペースでOK！大きくならないヤシの木５選と上手な取り入れ方

南国の雰囲気を演出するヤシの木は、インテリアとしても人気がありますが、「いずれ大きくなりすぎて室内で育てられなくなるのでは？」と心配される方も多いでしょう。実は、大きくならないヤシの木の品種も存在します。コンパクトなサイズでありながら、南国の雰囲気を楽しめるため、限られたスペースにお住まいの方や初心者の方にも最適です。

この記事では、庭やベランダの他に、室内でも長く楽しめる大きくならないヤシの木の種類や特徴、育て方のポイントをご紹介します。適切な品種選びから日常の管理方法まで、ヤシの木との心地よい暮らしを実現するための情報をお届けします。狭いお部屋やオフィスでも、ミニマルサイズのヤシで癒しの空間を作りましょう。

大きくならないヤシの木おすすめ5選

ぽんに

「南国気分を味わいたいけど、大きくなりすぎるヤシは避けたい…」

店員さん

「そうですね！限られたスペースでも育てられる小型のヤシをお探しなんですね。実は大きくならないヤシの種類はいくつかあって、それぞれ特徴が違うんですよ」

室内映え抜群！テーブルヤシの魅力

テーブルヤシはその名の通り、テーブルに置けるほど小型のヤシで、観葉植物として非常に人気があります。中南米原産のこの植物は、耐陰性に優れており、室内の明るい場所であれば問題なく育てることができます。

テーブルヤシの最大の魅力は、成長がゆっくりで、鉢植えなら1mほどの大きさで収まることです。自生地では3mほどになることもありますが、一般的な室内環境では年間10cm程度しか成長しないため、長期間同じ場所で楽しむことができます。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、特に乾燥する季節は葉水も行うと良いでしょう。知人の経験では、エアコンの風が直接当たる場所を避け、週に1〜2回の葉水を行うことで、葉の色艶が良くなったそうです。

テーブルヤシは「あなたを見守る」という素敵な花言葉も持っています。小さくても存在感のある葉姿は、和室・洋室問わず様々なインテリアに馴染み、南国の雰囲気を手軽に楽しめる点が多くの方に愛される理由です。

＼　インテリアとしても最高のアクセントに　／

土を使わないテーブルヤシを購入する！

人気No.1！フェニックスの育て方

フェニックス・ロベリニー（ロベレニー）は、熱帯の雰囲気を手軽に楽しめる人気のヤシです。インドシナ・東南アジアの熱帯雨林が原産で、光沢のある美しい葉が特徴的です。比較的小型で、適切な管理をすれば室内でも育てやすいヤシの一つです。

フェニックスの魅力は何といってもその優雅な姿。切り葉としても利用される美しい葉は、どんな空間にも南国のリゾート感をもたらしてくれます。ただし、葉の付け根近くには長いトゲがあるので、取り扱いには注意が必要です。

水やりは土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えるのがコツです。乾湿のメリハリをつけた水やりを心がけることで、根腐れを防ぎながら健康に育てることができたそうです。

フェニックスは比較的強い光を好みますが、耐陰性もあるため室内でも育てられます。ただし、急に直射日光に当てると葉焼けすることがあるので、環境の変化は徐々に行うことが大切です。肥料は生育期（4〜6月、9〜10月）に与え、真夏や冬は控えめにすることで健康に育ちます。

＼　最高のリゾートを演出する！　／

フェニックス　ロベリニー【首都圏限定】を購入する

寒さに強い！シュロチクの特徴

シュロチクは中国南部から南西部が原産の植物で、漢字では「棕櫚竹」と書きますが、名前に「竹」とついているものの実はヤシ科の植物です。日本には江戸時代に渡来し、その耐寒性の高さから広く親しまれてきました。

シュロチクの最大の特徴は、観葉植物の中でも特に耐寒性が高いことです。最低気温が0度程度まで耐えられるため、日本の気候に適しており、霜さえ付かなければ屋外での栽培も可能です。また「緑の宝石」とも呼ばれるほど、ツヤのある濃い緑色の葉が美しく、和風・アジアンテイストの空間によく合います。

シュロチクは直射日光が苦手で、半日陰〜日陰を好みます。知人の経験では、レースカーテン越しの窓辺に置いたところ、葉の色つやが良く、健康に育ったそうです。冬場はガラス越しに日の当たる窓辺に置くと良いでしょう。

シュロチクは比較的育てやすく丈夫な植物ですが、乾燥しすぎると葉先が枯れてくるので、特に室内で育てる場合は定期的な葉水が効果的です。また、強風に当たると葉が裂けることがあるので、屋外で育てる場合は風の強い場所は避けましょう。

＼　シュッとした感が最高におすすめ！　／

雲南　シュロチク　Lサイズをみにいく

※残りわずか

コンパクトな中型！ビロウヤシとは

ビロウヤシ（ジャワビロウ）は東南アジア原産のヤシ科の植物で、手のひらを広げたようなうちわ状の特徴的な葉が魅力です。比較的小型のヤシとして知られ、庭やベランダのアクセントとして人気があります。

ビロウヤシの最大の特徴は、その独特の葉の形状と、他のヤシに比べて比較的コンパクトなサイズ感です。高さは5〜10m程度で成長が止まるため、日本の一般的な庭にも植えやすいサイズです。成長も比較的ゆっくりで、年間30cm前後の成長率なので、長期的な計画を立てやすいのも魅力です。

ビロウヤシは明るい場所を好みますが、レースカーテン越しの日光でも育ちます。知人の経験では、南向きのベランダに置いたところ、夏は少し遮光して管理することで元気に育ったそうです。

ビロウヤシはアジアンテイストな雰囲気を演出するのに最適で、その独特の葉の形状から存在感があります。店頭ではなかなか入手しにくい品種ですが、その希少性も魅力の一つです。適切な管理を行えば、長期間にわたって南国の雰囲気を楽しむことができます。

ソテツヤシ：日本の気候に適した種類

ソテツは見た目がヤシに似ていることから「ソテツヤシ」と呼ばれることもありますが、実際にはヤシの仲間ではなく、ソテツ科ソテツ属の植物です。日本の九州南部から南西諸島が原産で、日本の気候に適応しているため、比較的育てやすい観葉植物として人気があります。南国の雰囲気を演出しながらも、適切なケアを行えば日本の多くの地域で育てることができる魅力的な植物です。

ソテツの基本情報と特徴

ソテツは常緑の裸子植物で、太い幹から直接葉を伸ばす特徴的な姿が魅力です。成長すると樹高は3〜10mになりますが、成長速度は非常に遅く、1年にわずか1〜4cmほどしか伸びません。そのため、長期間にわたって鑑賞を楽しむことができます。

ソテツの最大の特徴は、その強靭な生命力です。暑さと乾燥に非常に強く、空気中の窒素を栄養として吸収できるため、岩場や痩せた土地でも自生することができます。また、枝分かれをせず、幹の途中から芽吹くこともありますが、基本的に枝を持つことはないため、樹形が崩れることがほとんどなく、剪定の手間もかかりません。

このように、ソテツは成長が非常に遅いため、庭やベランダのスペースを考慮しながら長期的に楽しむことができます。また、暑さに強い特性から、夏の暑い日本の気候にも適応しやすい植物といえるでしょう。